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ちいさな日々の出来事

保育士をしていて感じたやりがい

「保育士の仕事はやりがい」とよく聞きました。

日々の保育、大きな行事を終えた時、保護者との会話の中で

子どもの成長を感じたり、保護者から感謝してもらったり、自分自身で達成感を感じたり…

これですよね。

大変な事はいっぱいあるけど、やりがいを感じられたから

続けられたというのは大きいです。

 

運よく、私は4年間同じクラスを担任させてもらいました。

2歳から5歳まで。

他の園で持ち上がり担任が普通のことなのか、そうでないのかは

わかりません。

でも、私はこの環境に置いてくれた事に対して、とてつもなく感謝をしています。

 

年長さんのクラス最後の行事、卒園式なんて

やりがいしか感じなかった。

それまで大変で、辛い日々もたくさん過ごしてきたけど、

不思議なもので卒園式の、その1日で全てを忘れ、

今までの頑張りが報われたように感じる。

これまでに築いてきた子ども達や保護者の方との信頼関係も

その日1日で、担任した4年分を改めて感じたと言っても過言ではない。

 

信頼関係を築けたと思っているのは自分だけか?と

不意に考えることもあったが、卒園間近になると、どの保護者とも

小さかった頃の思い出話に花を咲かせ、

成長を感じて卒園式までまだ数日あるのに涙をし、

お手紙をもらったり、先生でよかった。下の子も見て欲しかった。

と暖かい言葉を頂いた。

これまでの頑張りも間違えていなかったなと感じる時間だった。

この気持ち、人生で何回感じる事が出来るだろう。

 

卒園をすると、子ども達は小学校という新しい環境にいき、

日々を目まぐるしく過ごしていく。

寂しさばかりを感じないで、子ども達のように

新しい環境、新しい世界に自分の身を置くべきだなと思い、

私は保育士を退職しました。

新しい環境は、人それぞれで、

また別のクラスの担任になる事、違う仕事に就く事

いろいろあります。

私は卒園を見届け、退職するという選択に至りましたが、

この結論に、「燃え尽き症候群だね〜」と言われた事がありました。

↑小さい頃から卒園まで持ち上がりで担任し、気持ちが燃え尽きてしまう事

でもそうでもなく、数年前から「このクラスで年長の担任をしたい。年長さんを担任したら辞めよう。」と思っていたので、燃え尽きた〜という気持ちで辞めてしまったわけではないです。

 

人生という限られた時間の中で、

たくさんの世界を見てみたいと思いました。

現在は、事務職についていますが、やっぱり保育士楽しかったな〜と

思う事はたくさんあります。

保育の仕事は、私に合っていて好きだったなと感じられました。

この気持ちは、他を見たからこそで、ずっと同じところで続けていては

私には分からなかったと思います。

これから、保育の仕事をするのかしないのかは、まだ分かりません。

ただ、よく考え、迷って、

自分の時間を楽しく大切に過ごしていきたいと思います。